令和4年夏季ご挨拶

 暑中お見舞い申し上げます。
 梅雨が明ければ盛夏となり今年も後半の始まりです。

 扨て、今年はコロナに加え、ウクライナ戦争、円安、そしてインフレの始まりとなり、また転換点なのかと思います。
 特にウクライナ戦争は、まさしく歴史は繰り返し、人間の本性のマイナス面であり、国際関係はまさしくパワーバランスです。昔ウクライナは、ロシア帝国の一部であり、侵攻は当然との論理の延長上には、中国に朝貢した昔の東アジアは、日本を含め中国の領土という事になりかねません。歴史は2,000年逆戻りし大混乱となります。価値観の相違と武力の行使区分は難しい課題です。
 又、日本は近年世界の中で失われた30年と言われ、GDPはじめ人口、物価、給料と世界の中で相対的に下降気味であり、寿命のみ世界でトップクラスです。
 戦後、敗戦から出発した日本の価値観の優先順位は経済成長と寿命尊重です。確かに、寿命は生きる事であり幸福の大切な要素です。国力と生命の重さの組み合わせをどうするかです。
 しかし、その前に大切な事は、現状の責任回避と既得権益の擁護を最優先するのでなく、目標に向かって努力と勤勉の継続がやはり大切なのだと思います。その先に、失われた30年からの脱皮があるはずです。

 次に、事務所については、上半期は年度末もあり、税理士は個人、法人の確定申告、社労士は社会保険の更新手続き、行政書士はコロナ対応の復活支援金等、例年の如く多忙でした。
 下半期は、次のステップへの助走期間となります。人材育成、所内体制整備、9月より新玉名支店の開設等を計画しています。

 事務所方針として、「約束を守る」、「ウソを言わない」の2つを守り経営者の要望に応えながら、目標を明確にして素直な仕事と努力を継続できれば結果はついてきます。国際関係は、武力、ウソ、分断工作等、何でもありの様です。しかし、我々が日常生活で大切にすべき事は、とんでもない人達もたまにいますが、実力を蓄えて素直に生きれば良いだけです。
 今後とも、よろしくお願いします。

~上半期の読書~
 (1)「生涯弁護人Ⅰ、Ⅱ」広中 淳一郎著 講談社★裁判の内幕とは 常識との相違
 (2)「砦に拠る」 松下 竜一著 講談社文庫  ★下筌ダム建設反対 室原知幸と国家

令和4年夏 東京会計グループ
代表社員・税理士・行政書士
梶山 春男