令和5年夏季ご挨拶

 暑中お見舞い申し上げます。
 今年は、アジサイが印象深く梅雨と共に早や半年です。
 扨て、先日、アップルがゴーグル型端末を発表しました。
我々の業務に応用すれば、領収書等の資料を見るだけで仕訳と集計業務が可能となり、並行して、フィンテック等の電子取引データ取込技術を導入すれば業務効率が促進されます。
 今年10月から政府のインボイス導入を控えて、AIが進化すれば10年後は我々の業務もかなり変化するのかと業務改善していかに労働生産性を向上させるかの意欲が湧いてきます。
 そして、今後コロナが一段落し、インフレがどうなるかです。
インフレ(物価上昇)でお金の価値が下がると、政府の借金の返済負担が実質的に軽くなり、インフレ税として購買力が民間から政府へ移動します。(自覚しにくいステルス税です。)
我々の防御策として、現金等から貴金属や不動産に移動させるのが一般論です。
果たして、日本でインフレはどの位進行するか、対策を考えておく必要があります。
 次に、当所については、上半期は、年度末もあり税理士は個人、法人の確定申告。社労士も社会保険の年度更新や算定基礎届。行政書士は各種行政手続、補助金業務と多忙で全体業務も順調です。
 下半期は、人材育成、業務効率化、9月からは社労士法人の東京開設等を計画しています。
又、本年7月で創業37年目、そして、私も古希(70才)となりました。
社会や業界が今後10年でどう変化するか、その先のシンギュラリティを想うと、独立60年、卒寿90才迄、家族やお世話になる方々と一緒に健康寿命を維持できるか課題です。
 しかし、この頃お世話になった方々の訃報が多くなり、自分も寿命は順序良く天命に従うしかないのが現実です。ならば、次世代を見据えた業務と人材育成が必要です。
 最後に、事務所方針として「約束を守る」、「ウソを言わない」の2つを前提として、グループ設立趣旨を大切に明確な目標、素直な仕事と努力を継続できればと思います。

~上半期の読書~
   (1)「キャリアデザイン入門Ⅰ、Ⅱ」 大久保幸夫著 日経文庫 
          ★ 人生と戦略的仕事の考え方
   (2) 「税金の世界史」    ドミニク・フリスビー著  河出書房
          ★ 歴史と税金の関係、後半の未来に関する予見が参考になります。

                           令和5年夏 東京会計グループ
                            代表社員・税理士・行政書士
                                   梶山 春男